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![]() もう去年の話になっちゃいましたが 今日は東京モーターショー(以下TMS)の話でも 実を言うと私、生まれて初めてのTMSでして いままでのがどういうのだったのかよく知らないのですが 展示車の傾向を見るとどうやら、 例年以上に現実的な未来を見据えたクルマやテクノロジーが多かったのかなと思いました。 続き ↓ 気になったのが ![]() 【トヨタの新型タクシーのコンセプト】 既存のコンフォートはそろそろ基本設計が古すぎるし 無駄に背が低くて、ボンネットとトランクが長いから室内狭いし、 ボディでかいから渋滞のもと。何よりデザインが醜悪。 この新しいコンセプトカーは、 人を運ぶ、というのをとことん追求していいなと思う。 たぶん海外でも結構需要あると思う。ロンドンタクシーとか? ![]() まぁでも、ロンドンタクシーは50年以上前からこんな感じなんだけどね。 いっそ小型タクシーの規格を改正してロンドンタクシーと同じように、 前席の背もたれに緊急用シートを装着して最大8人乗りにするとか。 大震災の時、首都圏はタクシーの奪い合いで地獄絵図だったらしいものね。 ![]() あともう一個気になったのが 【マイクロカー】 ![]() 色々なブースで見かけたのが 「4輪バイクに屋根つけただけ」みたいな 小さいクルマ。 いわゆるマイクロカーとか、キャビンスクーターとか言うやつですね。 僕は正直、こういうクルマこそ一番のエコだと思うし 土地が狭い都市部、未知の狭い下町や田舎じゃ重宝すると思う。 そしてなにより乗って楽しい、いじって楽しいクルマだと思うので カーライフ的にも嬉しい。どんどん普及してほしいと思う。 ところが、日本にはまだこういうクルマのための規格の整備が不十分で いまのところ、一人乗りで50ccで最高速度60km/hまでしか認められてないし 需要が少なすぎてめちゃくちゃ高価なのよね。 ![]() ![]() ヤマハのバギーと2人乗りのシティコミューターが最高にかっこ良かった。 規格については日産がカーシェアリング用に普及させようと思っているようで 改正に向けて活動中なんだとか。 展示もかなり力を入れていたのが記憶に残っています。 コンパニオン♂も一番可愛かったし。 ![]() ![]() これはルノーが開発したものをベースにしているようで、他の小さいメーカーと違って 手作り感も、試作車っぽさもなかった(窓がなくて耐候性がイマイチなのは気になったけど) フランスにはクワドリシクルという独自のマイクロカー規格があって割と普及してるみたい。 前後左右のサスペンションが共通だったり、結構コストのことも考えられてるみたいで面白かった。 ![]() これくらいのサイズだと、EVにした時に バッテリー交換方式もやりやすそうで、充電時間の問題が解消されるかも。 実際中国とかでは電動スクーターの普及がすごいらしいし。 そういえば軽自動車の税金もあがるみたいね。 まぁ実際、軽自動車なんてちょっとボディサイズと排気量が小さいだけで 性能は普通車と互角、もしくはそれ以上に進化しちゃってるものね。 ところが、あまりにも独自に進化しちゃって 国外のメーカーが参入できない&輸出しにくい(排気量UPして海外で売ってたりするけど) なので個人的には、軽自動車は1000ccくらいにして普通車で一番税金安くして 国際的なマイクロカー規格を作って軽自動車2種とか名前つければいいのかなと。 ![]() ※初期の軽自動車の例「フライングフェザー」 というか実は軽自動車ってのはもともと、 フランスのクワドリシクルとか いま日産がつくろうとしているようなマイクロカーのための規格だったのですが スバル360をはじめとした「4人乗りのちゃんとした軽」の登場のせいで すっかり意味合いが変わってしまったわけ。 ![]() ※戦犯「スバル360」 この辺は、もともと今で言う 電動アシスト付き自転車くらいの存在だった原付の規格で 普通のバイクと遜色ない性能で売り出されちゃったホンダのカブと似てるなと思う。 ちなみに、未だに原付が30km/h制限で2段階右折義務なのは 戦後間もないころの原付のためのルールが今でも残ってるから。 いい加減、軽自動車にしろ原付にしろ 現代の交通事情に合った規格・ルール、免許に改正して欲しい。 こういう古いルールがいまだに残ってるところから いかに日本が、貧乏人とか庶民をないがしろにして政治してるかが見えてくるんだ。 デモとかしてもっと普通の人が政治参加しないとダメなんだろうなと思う。 【大手メーカー各社について】 話がそれた。バイクといえば やっぱりホンダのブースが素晴らしかった。 ![]() ![]() ![]() さっさと原付免許で125ccまで乗れるようにしてくれないかなぁ。 海外は原付・スクーターは125ccまでのを指すらしいし 日本発行の国際免許で普通に乗っていいみたい。 ちなみにホンダブースは全体的にすごいオシャレでセンスいいと思った。 バイク以外にも魅力的なクルマが揃ってて、例えばフィットRSはエクステリアはもちろんのこと 内装も上質でデザインよくていいと思った(シフトフィールはいまいちだったけど) いま新車で一番欲しいと思うクルマの一台。 ![]() ![]() ![]() かなり工夫しないとデフやプロペラシャフトを避けて ビームを左右に通すのは難しいからね。 ![]() トーションビームというのは 左右のサスペンションを棒(棒)でつないで入るけど その棒がバネのように捻れるので、左右がある程度自由に動く仕組み。 可動部品が少ない=劣化しにくい&安い、コンパクトかつ、軽く作れるので 前輪駆動のファミリーカーにとって 最強のリアサスペンションだと個人的には信じてる。 欠点としてはシンプル過ぎて見た目が貧弱なことと 激しく峠を振り回すようなスポーツ走行するのが苦手くらいか。 なので、ヴェゼルみたいなカッコだけのファッションSUV(悪口じゃないよ)は 雪道を安全運転するための生活四駆なので、 高速走行性能とかより、コストとか荷室の広さが大事なので 4WDでもトーションビームというのは、個人的にはとてもいい組み合わせだと思う。 元々これはトヨタがコンパクトカーで採用しはじめた組み合わせで 最近はミニバンのアルファードでも2WD/4WDどちらにも トーションビームのリアサスを採用していたのね。 アルファードで峠を攻める人はあんまりいないだろうしね。 でも、トヨタ嫌いな人達≒ホンダ信者はこぞって トーションビーム=コンパクトカー向けの安物だと思い込んで 「コスト削減しすぎ」「安全性無視しすぎ」「トヨタ車乗るのは馬鹿だけ」 みたいな批判を繰り返してたんだけど、いま彼らはどんな気持ちなんだろう。 F1とかスポーツカーが、例えばダブルウィッシュボーンみたいな より複雑で高価なサスペンション形式を採用してるし ホンダは割りとファミリーカーにもそういうのを採用してきたので 走りにこだわるメーカー=高価で複雑なサスを採用すると思い込んでるんだろう。 ![]() でも、例えばポルシェやインプレッサみたいなハイスペックなクルマでも シンプルで安価なストラットって形式のサスを前後に採用していたりする。 (ちなみに現在のファミリーカーのフロントサスはほぼ100%これ) あと往年のスーパーカー、ランチア・ストラトスのリアサスもこれ。 ようするに、形式じゃなくて そのクルマの用途に見合った選択と設計をすることが大事なんだろうなと思う。 なお、ストラットもトーションビームもシンプルなだけに きちんとした動き方に設計するのは結構大変らしい。 それに、ボディ側の剛性や部品の製造品質、精度も大事になってくる。 テストとセッティング、品質管理を徹底的にできるからこそ トヨタは、あえてシンプルなサスを設定してコストを圧縮してるんだと思う。 ちなみに前後にダブルウィッシュボーンしてたころの ホンダのボディはペラペラで、実はそれが理由なんじゃないかと思ったり。 実際、現行のボディがしっかりしてるシビック・タイプRは フロントはストラット、リアはトーションビームだからね。 ようは自分の目的にあったクルマに乗って、 使って満足なら何も問題ないってところでしょうか。 普通に生活に使うだけなら、サス形式なんかどうでもいいし スポーツ走行したいなら…やっぱりどうでもいいかもしれない。 いちばん問題なのは、形式とか数字に惑わされて 本質が見えなくなってしまう、スペック至上主義に陥ってしまうことだろうなと思う。 話がそれちゃったな。 そうそう、もちろん今回の目玉の3台も撮ってきましたよ。 ![]() ![]() 復刻されたS360 いやーどれも素敵。とってもカッコイイ。 でも金があったとして買うか…というと微妙。 オレだったらK20Aに換装したMR-Sを買うなぁ、たぶん。 ベース車なんかオークションで30万くらいで買えるみたいだし。 ![]() S660もミッドシップかどうかまだわからないらしいし (ちなみにそばにいたホンダ社員に聞いたらムッとした顔で 「まだ開発段階で言えません」の一点張りでした。むむ…) どっちにしても結構重くなりそうだから、ビートのように軽快にはならなそう。 最近のホンダの軽はとにかく重いからね。 スズキは奇跡のようなボディ設計で異常に軽いし (ワゴンRはN-ONEより100kg近く軽い) ダイハツも新型タントじゃ樹脂製の外装パネル採用してたりして すごい技術競争だな~と思う(ホンダ除く) コペンが800kgっていう重さでまとまってるのは あえてFFにしたことと、ダイハツの努力の賜物だろうなぁ。 おそらく新型コペンも何かしらの技術革新が盛り込まれるはず。 それに、今のダイハツはとにかくデザインがいい。 このタントにしても、ショーモデルのコペンにしても。 最近のトヨタグループは、デザイン自体はシンプルだけど 面の抑揚が本当にセクシーでいいと思う。 きっとモデラーさん達のウデがすごくいいんだろうなと思う。 トヨタグループといえば BRZのワゴン版がかなりドキドキした。 いわゆるシューティングブレークってやつか。 それとも最近流行りのシロッコみたいな実用クーペ型ハッチ? FRでいうとピアッツァ以来になるのかな。 個人的にはめっちゃ売れてほしいなと思う。 最近のスバルはデザインも素晴らしいし、勢いあっていいなぁと思う。 … 逆に三菱は本当に勢いなくて残念だった。 なんかどれも中途半端で、何に本気で取り組んでいるのか わからなかった。 たとえばプラグインハイブリッドじゃプリウスがあるし EVじゃ日産のリーフやマイクロカーがあるし 安いコンパクトカーもあるけど、最新の軽とか中古のヴィッツにかなわない 技術的には優れてるのかもしれないけど いまは技術の優劣じゃなく、それをどう社会インフラの中で利用していくのか そこが重要なんだろうなと思う。 あとブランド的にも、三菱は何とかしないとダメじゃないかなぁ。 モータースポーツもほとんどやめちゃったし、 錆びやすくて壊れやすいって悪評は中々消えないしね。 たぶん国際的には間違いなく、 韓国メーカーよりもブランドイメージは低いと思う。 近いうちに本当に自動車部門撤退もありえるなーと思った。 … 【さいごに】 最後になるけど 人生ではじめて参加したTMSはほんとうに楽しかった。 今まで本でしか読んだことなかったけど 今年のTMSは例年に無く、全体的に現実的な未来へ向けて 開発している感じを受けました。 たとえば、社会インフラたるタクシーの新型車の更新は 東京オリンピックに向けて絶対に欠かせないと思うし EVも、どれだけハイパワーで最高速度が出るかじゃなく それだけ街なかに充電インフラを整備できるか もしくは、軽でもバイクでもない新しいちいさな移動手段を提案するとか そういう、社会全体を含めた企画・設計・運営=デザインが必要で それに向けて、特に日産がすごい力を入れてることを感じました。 ![]() 個人的には、近い将来マイカーというものは消滅して 電動で無人走行の出来るタクシーのようなものがそれに替わると思っています。 スマホで呼び出すとすぐ来て、緊急時には自分で運転もできるようなタイプ。 無人だから人件費かからないので、運賃も安くなるはず。 そうなれば駐車場もスタンドもディーラーも要らない、 渋滞の元になるバスやタクシーも、地方や海外から来た下手くそなレンタカーも消滅。 最近の画像認識による運転アシストやGPSマップの整備は 自動操縦の技術のための布石なのかなと思っています。 さらに、EVのインフラ整備、そしてカーシェアリングは 自家用車という文化からユーザーを引き剥がすための準備なのかなと。 そうなると、すさまじい社会変革が起こりそうで いろいろな業界から不平や不満が出そう。 とはいえ、蒸気機関車も馬車も電車やクルマに置き換わっていったわけで 世の中はなんだかんだ言って、変わってしまうものなのだと思います。 ![]() 一方で、そういう古い乗り物も趣味とか文化として 残っているし、マイカーという文化も一部の車好きが 絶やさず続けていってくれるはずだと信じています。 ただ、それはミニバンではなく スポーツカーやクラシックカーのような趣味性の高い車種だけで 最近のトヨタがスポーツカーに力を入れ始めたのも そういう未来を見据えてるからなんじゃないかと勝手に思っていたりします。 ただ、文化ってのは新しければいいってもんじゃなく 常に過去の名作と戦い続けなきゃいけないし、その名作は 歴史を重ねれば重ねるほど増えていくばかりなんですよね。 また、名作をリメイク、Remixした新しいものもライバルになるわけ。 たとえば 新車のNSXよりも、エンジン積み替えたMR-Sのほうが楽しいかもしれないし S660よりもS360みたいなクラシックのほうが素敵に感じるかもしれない。 これはコンテンツはずっと立ち向かってきたことで ゲド戦記を映画館で見るくらいなら、DVDでラピュタを見たほうが楽しいし AKBやEXILEのCDを買うよりもショパンやP-MODELを聴いたほうが幸せかもしれない。 すでにコンテンツは新旧の対決から 大手資本と消費者主体の同人との対立になっていて それがそろそろ区別がなくなりつつあったりする時代に突入してる。 さっき挙げた、ショップのコンプリートMR−Sなんか 大手メーカーに対抗した小さなショップの作品という意味では 新旧対決と、大企業と同人の対立がクルマの業界でも起きてることを表してるのかも。 新作のファイナルファンタジー14よりも 5の低レベルクリアの方が楽しいし、お金もかからないのと似てるかもね。 蛇足で、これはまた別の機会に書こうと思うんだけど 先日うまれてはじめて、コミックマーケットに行ってきたの。 で、今のコンテンツ業界が大きく変化したのは、こういう消費者主体の 大きなイベントがあったからなんだとやっぱり思った。 もしクルマを文化的に残していくなら、こういうコミケのような 消費者主体の自動車イベントを作っていかないとダメだなと思った。 … クルマは、IT化する社会変革の中で 大きく存在意義を、社会全体とともに見つめなおす時が来たのかもしれない。 その流れに乗る、というか流れを積極的に作っていかないと きっと生き残ることは難しいと思う。 マイカーはこれからどんどん売れなくなると思う。 すでに良質な中古車が試乗に溢れかえってるし マイカー自体の必要性が低下してくるだろうから。 その中でも、本当にいいものをつくろうとするメーカーは これからの時代の変化にもついていけるし、逆に時代を作っていくと思う。 それがEVであれスポーツカーであれ。 そしてその競争はとっくにスタートしていて きちんと未来を見通せているか否か その優劣がもはやはっきり見えちゃってるのが 2013年の東京モーターショーだったと思いました。 長文だったので たぶん誰も読んでいないでしょう。 俺の思ってる未来も不確かで、ただの空想なわけで。 とはいえこの東京モーターショーに行ったことで 自分なりに、未来とは何かを見つめなおすことが出来た とても素晴らしい一日になったことだけは確かです。 ではでは。また会う日まで。
by hiwai-rs
| 2014-01-02 14:15
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