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先日、横浜にある親戚のおばちゃんの家まで行ってきました。 電車だと往復1200円以上するので 金欠の僕は原付で行ってきました。 往復で60kmオーバー。でも燃費の良いリトルカブだと それでも2リットルくらいしか燃料を食わないので 300円くらいで済んじゃうのが嬉しいです。 入院時にお世話になったので、それのお礼と 北海道土産の六花亭マルセイバターサンドを届けに行ったのですが 逆に大量の食材、惣菜、調味料を頂いて帰ってきました。わーい! 超絶金欠&冷蔵庫からっぽの自分には これ以上ないほど嬉しいプレゼントでした。 続き ↓ しかしまぁ、原付で東京の道を走るのは ほんとうに楽しいです。 行きは第二京浜、帰りは第一京浜を走りましたが どっちも良い風景で楽しかったです。 もっと寄り道して、海沿いの風景を見ながら走っても良かったかな。 結局一般道だと、原付と普通車も 信号で引っかかるから、平均速度はそんなにかわらないみたい。 この日も、五反田から蒲田まで レクサスのIS(しかもF)と抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げました。 体重140kgのデブが乗る、1万5000円で買った中古のリトルカブと 1000万近くする高級スポーツセダンの熱い戦い(と勝手に思ってる) … つくづく自分は、こういう 小さくて非力で、なんにも余計な物がないものが大好きなんだなと 改めて痛感した。 たぶんそれは、自分が無駄にでかくて余計なものがいっぱいついてることの 反動なんだと思う。 チビがアルファードやアメ車を乗り回し キモヲタがスポーツカーでドライブし(競技はしない) ゲイがビートルやミニでハッテン場に赴くように デカイやつってのは、往々にして小さい車が大好きだったりする。 人間ってのは、自分のコンプレックスを 車に転嫁したがるんだろうなと思う。 … 小さくて非力でなんにも付いてない乗り物… ふと、帰省中に乗ったある車を思い出しました。 帰省中のある週末、北海道を代表する 某若手ダートトライアルの全日本選手と 某若手超新星ラリードライバー※の3人で 登別までドライブに行ってきました。 ※お二人の激しい走りをご覧ください。 本当は燃費がいいので ラリードライバーがアシにしてる ミニカで行こうかと思ったんだけど さすがに成人男性2人+140kgの肉の塊で わざわざミニカに乗るなんてドMなことをする必要もないことに気が付き 親父のCX-5を借りてったんです。 小樽の僕の家まで天才ドライバー2人にミニカで来てもらい そこからうちのCX-5で出発、ということになりました。 朝里から定山渓まで抜けて中山峠であげいもを食い 羊蹄山で美味しいお水を飲みつつ、豆腐を買い レイクヒルファームで最高にうまいアイスを食い カルルス温泉でゆったりしたあと、室工大自動車部で焼き肉を頂くというメニューでした。 死ぬほど楽しい、一生忘れられない思い出になりました。 ところで、CX-5です。 もうね、すごいの。 往復で400kmちかく走ったはずなのに 全然疲れないし、眠くならない。首も腰も肩も全く問題なし。 シートの出来がいい、視界がいいというのはもちろん 足回りとかボディがしっかりしてるからなのかなと思う。 そして、もう化け物っていいほど ちょっとアクセルを踏み込むだけですごい加速をするんだけど 回転数がほとんど上がらないし静かなもんで、 気がつくとイケナイ領域の速度が出てて、すごい不気味。 実際の速度より遅く感じるってことは それだけ安心して運転できるってことなんだろうなと思う。 このへんの感覚は昔、少しだけ貸してもらった AMGのEクラスに近いなーと思った。 BOSEのスピーカーはいい音出てるし、フルセグTVも綺麗で ナビも使いやすい。後部座席も広い。デザインも質感も どこをとっても美しい。 たぶん、いま新車で買える国産車で最も 限りなく完璧に近い完成度に達している車が、このCX-5なんだと思います。 走りはもうドイツ車と遜色ない、というか コスパを考えると、完全にドイツ車を超えてるなと思います。 ドイツ本国で一番顧客満足度が高いメーカーが、 ベンツでもBMWでもなく、我が日本のマツダである理由がわかりました。 … で、CX-5のドライブをさんざん楽しんだあと 家に帰ってきて解散!…の前に ちょっとだけ、某ラリードライバー氏が CX-5と入れ替えに置いていったミニカを運転させてもらったのです。 三菱ミニカ・H31A これがもうね、びっくりするほど運転が楽しいわけ。 いっとくけど、国産車で最高といえる走りの良さを持つCX-5を 400kmぶっ通しで運転した直後なわけです。 半端な車じゃ、退屈で気持ち悪くてしょうがなく感じるはず。 だからこそ余計すごい。 CX-5とはまた違う、なんだろう シンクロ率の高さがもう一歩高いような感じ。 CX-5がクラシックのオーケストラだとすると、ミニカはテクノポップみたいな感じ。 新車でも100万円弱、今なら中古で10万円程度で買える車が これほど運転して楽しいというのは一体何でなんだろう。 ハーゲンダッツを喰った直後に喰ったのに さらに美味しく感じるアイスが激安スーパーで 一本30円で売っているのを発見したようなものです。 … 楽しさの理由は、きっちりプレス材を溶接した 足回りとサブフレームに、それでもなお660kgの超軽量ボディに 軽とは思えない贅沢な4気筒16バルブSOHCの55馬力エンジンの組み合わせ。 加えて、たぶん国産車トップクラスのシフトフィール。 冷静に考えて、退屈なわけがないのです。 そもそも僕は以前から、このミニカのパワフルさを 身を持って知っています。 なんせ、人生で最初の愛車だったわけですから。 母に内緒でジムカーナに出たこともありました。 免許をとって1ヶ月後。忘れもしません。 お金もなかったし、ミニカなんかこれっぽっちも 社外パーツがなかったから、いろいろ知恵を絞って コツコツいじって遊んだりしました。 今思えば、このころが一番楽しかったんだよなぁ。 … ただし僕のミニカは 4WDで5ドア。740kgと80kgも重く、 車高も異常に高く、バネもフワフワ。 軽くクロカンが出来るレベルでした。 山菜採りやラリーのオフィシャル 雪道での4輪ドリフトの練習には最高でしたが オンロードではびっくりするほど不安定でした…。 よくもまぁこんな車で、何度も帯広や倶知安に行ったものです。 (しかも100kgを軽く超える巨漢を乗せて…) しかしそれが、2WDで3ドアだと、 こうも楽しく速いものかと かなり衝撃的な発見をしてしまいました。 思えば、このラリードライバーは以前 あるジムカーナの大会の試走にこのミニカを使い 片輪走行までする激しい走りで会場を沸かしまくって、 インプレッサやシルビアより速いタイムを出したなんてこともありました。 (写真はその時のもの) ターボなんか無くても 軽ってのは侮れない速さを持っているんですねぇ…。 とはいえ、大事なのは絶対的な速さじゃなく楽しさ。 おそらく、スタビライザーを付けて 足回りをもう少し固めて、フットレスト付けてシートを代えれば 信じられないくらい楽しくなるはず。 … CX-5を運転しながら 「やっぱ走りを楽しむなら、ある程度いい車じゃないとダメかなぁ。 中古のミニクーパーSとかMR-Sとか買うしか無いかなぁ…」 なんて思っていたのですが、このミニカをほんの数分運転しただけで その想いはどこかへ吹っ飛んでいきました。 そうだ、 ミニカ 買おう。 JR東海ちっくなコピーが脳裏に浮かびました。 ところがこのミニカ、もう中古車のタマが殆ど無いのです。 特に5MTでインジェクションのモデルは極めて貴重。 そして、困ったことにこのミニカ 信じられないほど錆びやすいのです。 北海道を走っているミニカのほぼすべて(というか三菱の軽すべて) は、融雪剤の影響でサイドシルやリアフェンダーが土に還ってしまって消失しています。 今回試乗したミニカも一度足回りが腐ってもげたため、サブフレームを交換しています。 (一般的にはエンジン積み替えと同じ作業になります) 僕のミニカも走行1万キロちょっとだったのに、 たったのひと冬で前後フェンダーにサビが出ました。 そんなわけで、せっかくミニカの中古車をみつけても、 その状態には期待できません。 どうせ綺麗な個体をみつけてもすぐに錆びて朽ち果てるでしょう。 … 後日、また別の車を試乗し、 嬉しい発見をすることが出来ました。 L250 ダイハツ・ミラのバンです。 中学校の時の先輩で 今でも仲良しのクルマバカの人に運転させてもらいました。 このミラ・バン。SOHCで6バルブ、48馬力しか無い スペック的にはゴミみたいなエンジンを積んでいるのです。 直打式SOHC…カブのエンジンより単純な作りだぜ… ところが、これが中々街乗りだとトルクフルで乗りやすい。 やはりクルマはスペックで判断できないものですねぇ。 しかも4WDで50kgも重いのにキビキビとして、すごい楽しい。 おそらくダウンサスが入ってたからなんだろうな。このミラ。 スタビライザーつけたらどうなっちゃうんだろう…。 やっぱ運転の楽しい車ってのはスペックじゃわからない。 前にちょっとだけ運転させてもらった 初代トゥデイもすごい楽しかったのを強烈に覚えてる。 31馬力しか無いくせにね。 あと、デザインが最高だった。完全に欧州車超えてた。 黄色ってのがまた良かったんだよねぇ。 … 今は東京で暮らしてるので 車を持つってのは多分、かなり難しいと思うんだけど それでもまたいつか、車を持つチャンスが有れば その時は、ぜひともボロい軽自動車を格安で買って遊びたいものです。 でもやっぱ、お金に余裕あったら赤いエッセが欲しいなぁーとか思ったり。 KFエンジンはDOHCで58馬力と結構パワフルらしい。 それか同じエンジンを積んでる、現行のミラバンもいいかも。 ちょっとデザインが好みじゃないけど…とかいいつつ 最近実物をよく街なかで見かけて、意外といいじゃんとか思ったり。 でもねぇー。クルマも大事だけどどういじって遊ぶかも大事だね。 実家でボロいジムニーをとにかく金をかけず、 ホームセンターの材料だけでコツコツ直していじってたけど、 すげー楽しかった。そういう貧乏チューンが一番楽しいんだよなぁ。 自分でパイプ曲げて溶接してタワーバーとかシートレールとかマフラー作ったり 水道管まげて金網つくてエアインテークにしたり、 エンジンマウントにゴム板と靴底補修ボンド詰め込んでみたり バネ切ってショックのオイル詰め替えてみたり、 タイラップでブレーキホースとかインテークパイプ縛ったり… そんなジムニーも先月の帰省中に手放しちゃいしました…。 やっぱそういう貧乏チューンも ボロい軽にはよく似合うよね。 一切のパーツを新品で買わず すべてホームセンターの材料と、知り合いのつてと 知恵と勇気と根気だけで、貧乏チューンを極めるという趣旨の 「¥0 Racing Project」ってのをやってみたいね。 で、動画にするの。 ジムカーナと耐久レースはミニカとかミラで。 オフロードはジムニーで攻める。 いや、いっそジムニーでジムカーナもやってみるか。 そうそう、先ほどご紹介したミラのオーナーさんは JA11でクロカンやってる綺麗なおねーさんをカノジョにしてるんですが ちょっとだけ、そのジムニーを運転させてもらったのです。 涙が出そうになりました。軽くて軽くて。 なんにも付いてないってのは、ほんとうに良い! やっぱ、ジムニーはいい。軽は楽しい。 改めて貧乏チューンの楽しさを体感しました。 … しかし、そういう貧乏チューンには お金の代わりに時間がいるんですよねぇ。 田舎でのんびりとボロい軽をいじってあそぶ… そんな素敵なスローライフを送れる男になりたいものです…。 でも少なくとも、そういう生き方が自分にとって 一番楽しくて、一番あってることが再確認できたことが 帰省中で一番大きな収穫でした。 いまは黄色いカブに乗りながら いつかスローライフを送れるように 東京で修行積んでいきたいと思っています。 ではではー!
by hiwai-rs
| 2013-10-16 18:16
| 日記
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