もうすぐ選挙ですね

もうすぐ選挙なので、あちこちからいろんな話が聞こえてくる。

そんなわけで、今日は勇気を持って政治の話をしてみようかと。



続き

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やっぱり今回焦点になってるのは
憲法の話だなーと思う。

絵本とかサイトも結構出てきてるみたいだし。


「戦争のつくりかた」
「VOTE OR DEAD!」


いろいろな意見を見ると
改憲が戦争に直結すると思ってる人も
結構いるんだな〜と思う。

与党がいくら改憲しようとした所で
最後は国民投票で決めるわけだし、国民の思考能力を疑ってるようでいい気がしない。

「みんな騙されてるのよ！目を覚まして！正しいのは私達なのよ！」
「お前たちは平和ぼけで何も考えてないから、憲法9条がいかに素晴らしいか知らないんだ！」
みたいな感じがして、なんだかなーと思う。

傍から見てると、根拠もなく思い込みだけで
自分は正しいと思っている道を突き進んでるようにみえる。



ましてや選挙に行かないと戦争になる！なんて
あまりにも極端すぎる。
（そもそも、選挙に行かない人がみんな左派に投票するとでも？）

例えばスイスやフィンランドは今でも普通に徴兵制があるんだけど
こういう国が軍国主義や侵略戦争に走ってるかというとそうじゃないと思う。




…



個人的に、本当に市民が団結して国や社会を変えるには
二つも三つもテーマを混ぜこぜにすべきじゃないと思う。

例えば、ベルリンの壁をぶち壊したのは「ドイツを統一したい！」
「壁の向こうの人たちとまた会いたい！」という
ドイツ人みんなの強い思いがひとつになったからなんだと思う。






当然、右翼も左翼も、資本主義者も共産主義者も
ネオナチもカトリックもプロテスタントもゲイもレズも、
いろんな思想の人がドイツにはいたんだと思う。
だけど、祖国の統一っていう強い思いの前に
そういう余計な話はとりあえず置いておいたんだろうね。

壁の崩壊と共産主義の終焉、ドイツ統一を果たした後も
たとえば労働組合にしても、原発にしても
ドイツはあるテーマのもとで行われている市民活動やデモに
別のテーマを持ち込んだりしなかったように思う。

だから現在、日本と比べると格段に労働基準がしっかりしてるのかなーと思ったり。



…



冷静に考えれば当たり前の話で
あれもこれもテーマをもちこめば
団結なんてできないし、すなわち国や社会を変えることができなくなる。

たとえば
「脱原発すべきだと思うけど、国の平和を守るためにきちんと軍備は必要だ」
という考えの人もいるだろうし
「憲法9条は守るべきだけど、国の経済のためには原発を続けるべき」って人もいるだろう。

「労働環境を良くするためには労働組合の活動をバリバリやるべきだけど、
　　　　　　　　そのためには経済安定のために原発はいる」って考え方もありでしょう。
「自然環境を守るためには、CO2を出さない原発が一番いいんです。
　　戦争をして人口が減るのが地球にいちばんやさしいんです」って人がいてもいいんじゃないか。


平和を守る＝憲法9条、環境保護＝脱原発、
だなんて、誰も決めちゃいないし
だからベストな方法を、みんなでよく考えて選挙できちんと選びましょう、
もしくは、みんなで団結して行動しましょうということなんじゃないのかなぁ。


なんかこう、右翼と左翼って単純に分別しちゃって
あらゆるテーマがごちゃごちゃになってるから
普通の人達が政治や市民活動に参加できなくなってるんだと思う。


反原発、護憲派、親中親韓、人権派、環境保護、死刑反対、
大企業は敵…みたいなのがセットになっちゃってる今、
反原発についてだけ、憲法についてだけ活動したい人に居場所がない。



それは、イケメン、高身長、高学歴（旧帝院卒）、高収入（年収1000万以上）
親との同居なしの男と結婚して、専業主婦になりたいと願う
40代の婚活女子（笑）が永久に結婚できないようなものだと思う。






もしくは、ケモナー×デブ×ホモのオンリーイベントのようなもの。
（意外とかなりな人数が集まりそうで怖いけど…）







まとめると


・色々な思想やテーマを一緒にした瞬間に、団結できなくなる。目標を実現できなくなる。
・自分は絶対に正しいと思ってるやつにまともな奴はいない。右も左も。



…



単にあれこれ言うだけじゃフェアじゃない気がするから
個人的な考えも一緒に書いておこうと思う。



・原発について

海に囲まれて地震の多い日本で原発を続けるのは危険過ぎるし
どうしても権力が一極集中してしまって自浄できなくなると思う。
なにより、使用済み燃料の処理が確立できてないのがとにかくマズイと思う。

逆に日本の技術力があれば
自然エネルギー、再生エネルギーで必要な電気を賄うことが出来ると信じてるし
もっともっと消費電力も抑えられるはず。
というか、現状原発なしで世の中何とかなっているわけだし。

そんなわけで、日本は自然エネルギーの開発を進めていくべきだし
そのためには原発頼みのエネルギー政策はもうやめて欲しいと思う。



・戦力について

楽しく幸せに暮らせるために平和を絶対に守らなきゃいけないけど
そのために、きちんと身を守る力を保つ必要があると思う。

アイスランドみたいに、他の国から遠くはなれていて
侵略するメリットが殆ど無い国なら、戦力を持たなくてもいいかもしれない。
でも、すぐ隣に違う国があると、やっぱり戦力がないと
悲しいことが起きるのは歴史を見れば明らかで、
ブータンなんかは現在進行形で、国土を奪われている。


例えば、アメリカと中国、ロシアという軍事大国に囲まれて、
すぐとなりに未だに戦争中の分断国家があったりする、
そういう位置にある国が、一切の戦力を持たないで過ごすのは、なかなか難しいと思う。

で、今まではアメリカに守ってもらっていたわけだけど
アメリカも絶対正しい訳じゃないから、アメリカが間違いを犯したら
それに付き合わされちゃったりする。

自分のことは自分で守る責任があると思う。
本当に平和を守るため、戦争をしないためには
戦争を出来るようにする準備が必要なんじゃないかと思う。



歴史上、軍隊を持たないことで平和を守ってきた国の例は見当たらないけど
強い軍を持って平和を守ってきた国はいくつかあって、それがスイスだったり
フィンランドなのかなと思う。


強い国よりやさしい国、なんて言葉も耳に入ってくるけど
やさしくなるには強くなきゃいけないんじゃないかと思う。



まとめると

・日本の平和を守るためには、戦力が必要だと思う。
・改憲＝軍国主義復活、というのは短絡的すぎると思う。
・同じ日本人同士、もっとお互いの良心を信じてほしい。
・原発を本気でやめてほしいから、護憲とか人権とか余計なものとごちゃまぜにしないでほしい。
・ついでにきちんと労働組合が頑張って、ブラック企業（特に墨田区の）を叩き潰してほしい。
・デブ専ホモのケモナーは左翼より強い


ということでしょうか。


今日はこんなトコロで。おやすみなさい。



コメントがあまり荒れないことを祈ります。